在庫ロスと補填の発生パターン

概要

LISMOAの在庫ロスと補填は、発生原因(顧客返品か倉庫破損・紛失か)と、Amazonからの補償方法(補填なし・現金補填・在庫補填)の組み合わせで6つに分類されます。このページでは、それぞれのパターンで「在庫ロスがPLに乗るか」「補填ページに表示されるか」「計上日がいつか」を整理します。

2つの起点

起点発生する場面
顧客返品顧客がAmazonから返品した商品を、Amazonが販売可能・破損などに分類して処理した結果
倉庫破損・紛失FBA倉庫内で在庫が破損・紛失した結果、Amazonが補償を行う

それぞれの起点で、Amazonの対応(補填なし/現金補填/在庫補填)によってPLへの反映が分かれます。

6つの発生パターン(早見表)

パターン起点商品の状態補填方法在庫ロス補填(PL)補填ページ計上日
A顧客返品販売可能-受注日
B顧客返品破損なし受注日
C顧客返品破損現金受注日
D顧客返品破損在庫◯ ※1受注日
E倉庫破損・紛失現金支払い日 ※2
F倉庫破損・紛失在庫◯ ※1支払い日 ※2

※1 補填ページに行は表示されますが、金額・収支の列は - 表示になります(現物返還で在庫が戻るため)。

※2 Amazonの支払い記録と突合できていない間は計上日が - 表示となり、売上・利益(PL)にはまだ計上されません。突合が完了すると、実際の支払い日で計上されます。

顧客返品の「破損」は、Amazonが返品商品の処理状況を 破損 不良品 購入者破損 配送業者破損 のいずれかに分類したケースを指します。倉庫起点(E・F)はFBA倉庫内での破損・紛失で、補填の挙動はどちらも同じです。

各パターンの詳細

パターン A: 顧客返品 × 販売可能

顧客が返品した商品を、Amazonが再販売可能と判定したケースです。商品は在庫として戻るため、PL上は何も影響しません。返品ページには 処理状況: 販売可能 として表示されますが、補填ページには出てきません。

パターン B: 顧客返品 × 破損 × 補填なし

顧客返品で破損扱いになったが、補填申請をしていない/補填申請が却下されたケースです。在庫は戻らないため、原価分が在庫ロスとしてPLに計上されます。補填ページにはレコードが作成されません。

「在庫ロスに金額が乗っているのに補填ページに対応する明細がない」と感じた場合は、このパターンに該当する可能性があります。

パターン C: 顧客返品 × 破損 × 現金補填

顧客返品で破損扱いになり、Amazonから現金で返金されたケースです。在庫ロス(原価分)と補填額(返金額)の両方がPLに計上されます。結果として、補填額が原価を上回れば黒字、下回れば赤字(原価割れ)になります。補填ページ収支 列で個別の損益を確認できます。

パターン D: 顧客返品 × 破損 × 在庫補填(現物返還)

顧客返品で破損扱いになり、Amazonが現金ではなく同等品の在庫で補てんしたケースです。在庫が戻るため在庫ロスは計上されず、補填額も発生しません。補填ページにはレコードが表示されますが、金額・収支の列は - 表示になります。

パターン E: 倉庫破損・紛失 × 現金補填

FBA倉庫で在庫が破損・紛失し、Amazonから現金で返金されたケースです。Amazonの支払い記録と突合済みの場合、実際の支払い日を計上日として、在庫ロス(原価分)と補填額の両方がPLに計上されます。突合できていない間は計上日が - 表示となり、PLにはまだ計上されません(突合が完了すると、実際の支払い日で計上されます)。補填ページ仕入単価 を設定することで、注文に紐づかないこの種の補填でも収支を正確に把握できます。

パターン F: 倉庫破損・紛失 × 在庫補填(現物返還)

FBA倉庫の破損・紛失に対して、Amazonが現物の在庫で補てんしたケースです。在庫が戻るため在庫ロスは計上されず、補填額も発生しません。補填ページにはレコードが表示されますが、金額・収支の列は - 表示になります。計上日はパターン E と同様、Amazonの支払い記録との突合状況によって決まります(突合できていない間は - 表示)。

よくある質問

在庫ロスに金額が乗っているのに、補填ページに対応する明細がない

パターン B(顧客返品 × 破損 × 補填なし)の可能性が高いです。Amazonに対する補填申請をしていない、または申請が却下されたケースです。返品ページで該当商品の処理状況が 破損 不良品 購入者破損 配送業者破損 のいずれかになっているかご確認ください。

補填ページに金額0円(または「-」表示)の行がある

パターン D または F の可能性が高いです。Amazonが現金返金ではなく、現物の在庫で補てんしたケースです。在庫が戻っているため、PLとしては相殺されていますが、補填の記録としてページには残ります。

補填ページの計上日が「-」表示になっている・思ったより早い・遅い

倉庫破損・紛失起点(パターン E・F)の計上日は、Amazonの支払い記録との突合状況によって変わります。

  • 支払い記録と突合済み: 実際の支払い日が計上日になります
  • 突合できていない: 計上日が - 表示となり、売上・利益(PL)にはまだ計上されません。突合が完了すると、実際の支払い日で計上されます

計上日が - の行も、期間フィルタに関わらず補填ページには常に表示されます(デフォルトの並び順=計上日の降順では末尾に来ます)。補填の承認日は 承認日時 列でいつでも確認できます。

顧客返品起点(パターン A〜D)は、紐づく注文の受注日が計上日になります(まれに紐づく注文が見つからない場合は、同じく - 表示となりPLには計上されません)。

顧客返品の補填と倉庫破損・紛失の補填、どう見分ける?

補填ページの 補填理由 列で区別できます。顧客返品 は顧客返品起点(パターン C・D)、倉庫破損 倉庫紛失 などは倉庫破損・紛失起点(パターン E・F)です。

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